【新卒一発合格】教員採用試験の小論文対策

しろ

こんにちはしろです

たくさんの方に面接ノートの記事を読んでいただき,感謝をしています。

【大公開!!!】令和6年度 教員採用試験の面接対策 新卒合格の面接ノート

今回は,教員採用試験対策の記事パート2です。

教員採用試験の小論文の対策について自分がしたことを元に記事にします。

少しでも参考になれば嬉しいです。あなたの合格が少しでも近づくことを

目指して執筆しています。

教員採用試験の小論文の書き方

キーワードを盛り込み

字数を調整して書く

これです

私はこの本を読み込み,何度も練習をしました。ぜひ参考にしてください。

 

んん????

キーワード???

以下で,説明していきますね。

小論文の採点方法

対策をするにはまずは敵を知ることから!

ここからは完全に私の経験則に基づく憶測ですので,参考程度に読んでください。

また,自治体別で採点方法は異なると思います。

 

結論

回答の中に
いくつキーワードが入っているか

私の自治体はこれだったと思います。

教員採用試験後に情報公開を求め,帰ってきた小論文用紙にはキーワードとなる言葉に丸がふってありました。

おそらく,小論文の題別に加点となるキーワードが設定されており,回答の中にいくつそのキーワードが盛り込まれているかで採点を行なっているのだと思います。

逆にそうでなければ,採点者によって採点規準がバラバラになってしまい,公平性が保たれません。

 

以下のようなイメージです。

GIGAスクール構想についてあなたの考えを書きなさい。

 

GIGAスクール構想は校内通信ネットワークの整備児童生徒1人1台端末の整備によって成り立ちます。多様な子供たちを誰一人取り残さないためにICT機器を活用し,子ども一人ひとりに個別最適な学びを提供し,資質・能力を育成を図りたいと思っています。

 

太字になっているところがキーワードとなる部分です。キーワードをつなげ,文章にすることで,回答を作っています。
このキーワードは文部科学省のホームページから抜き出したものです。
ここまででお気づきだと思います。
問題ではよく「あなたの考えを書きなさい。」とありますが,本当にあなたの考えを書くものではありません。
各自治体のホームページや,教育ヴィジョンに求められている回答が存在します。
それを書くのが小論文です。

対策

では,どう対策をするのがいいのか。

お題別にキーワードを暗記する!

お題でGIGAスクール構想と出れば,以下の単語が言えるように練習します。
・校内通信ネットワークの整備
・児童生徒1人1台端末の整備
・個別最適な学び
・資質・能力を育成

各題について4つは暗記したいですね

キーワード例 一覧

全国共通な部分でキーワードを抜き出してみました。

参考にしてください。

ただ,自分の自治体に特化するのが良いと思うので,そこは必ずチェックしてくださいね。

GIGAスクール構想

・校内通信ネットワークの整備
・児童生徒1人1台端末の整備
・多様な子供たちを誰一人取り残さない
・個別最適な学び
・資質・能力を育成できる教育環境の実現

個別最適な学び

・指導の個別化と学習の個別化に大別
・指導の個別化(ICTを活用し,その子のデータの蓄積から学習時間や指導方法を決定する)
・学習の個別化(教師が子に応じた学習活動や学習課題に取り組む機会を提供し、子供自身が学習が最適となるよう調整する)

アクティブラーニング

・(背景)社会構造や雇用関係の変化、グローバル化
・主体的・対話的で深い学び
・課題解決型の指導
・どのように学ぶか、なにができるようになるか
・授業改善
・子どもの学習意欲の向上につながる
・コミュニケーション能力の育成

開かれた教育課程

・(背景)社会の急激な変化や教育課題の多様化・複雑化によって学校だけでなく社会全体での児童の育成が求められている
・学校、家庭、地域が一体となった教育活動
・「地域とともにある学校づくり」の推進(コミュニティ・スクール)
・学校マネジメントの質的向上
・学校評価の充実
・児童と地域の人が協力して行う体験活動の充実
・学校マネジメントシステム

チーム学校

・(背景)複雑で多様化する教育課題の増加、児童と向かい合う時間の重要性、教師の多忙化
・問題をひとりで抱え込まない
・校長のリーダーシップ
・専門スタッフの協力(スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー)
・学校と地域・家庭の連携の強化
・カリキュラムマネジメントを通した組織体制の整備

カリキュラムマネジメント

・(背景)複雑で多様化する教育課題の増加、児童と向かい合う時間の重要性、教師の多忙化
・子ども達のすがたや地域の実情などをふまえる
・学習指導要領に基づいて、学校ごとに教育課程を編成、実施して評価・改善を行う
・子ども達の学習の基盤となる資質能力の育成
・教科横断型
・数コマでの習得活用探求

外国語教育

・(背景)グローバル化、中学校英語科への円滑な接続
・体験活動・言語活動の充実
・英語に対する苦手意識を感じさせない
・ネイティブスピーカー(ALT)の効果的な利用
・音声・表現に慣れ親しむ
・他文化理解
・コミュニケーション能力の育成

生きる力(生き抜く力)

・(背景)課題を見いだし、解決する力の必要性
・健やかな体、確かな学力、豊かな心
・発達段階の考慮
・知徳体の育成

豊かな心

・(背景)子ども達を取り巻く環境の変化(核家族化、少子化)、規範意識の低下、人権意識の低下
・命を大切にし、他人を思いやる心
・正義感、自立心、責任感
・道徳教育の充実
・体験活動の充実
・家庭や地域との連携
・郷土学習の充実(ふるさと三重かるた、三重県 心のノート)
・感動体験
・自然、伝統文化

確かな学力

・基礎的、基本的な知識技能
・思考力・判断力・表現力
・学習意欲などの主体的に学習に取り組む態度(アクティブラーニング)
・多様な人々と協働
・興味関心をひく導入
・学校・家庭・地域の連携
・子ども達の実態把握に基づく組織的・継続的な授業改善
・めあての提示、振り返る活動
・みえスタディチェック
・TT
・効果的な少人数教育

健やかな体

(背景)体力運動能力テストにおいての成績低下、朝食を毎日食べる小学生の割合の減少
・体力の向上
・食育の推進
・生活習慣
・健康教育の推進
・体育の授業の充実
・日常の体力向上策(なわとび挑戦カード)
・朝食の摂取と学力・体力との間に相関
・食物アレルギーのある子どもたちが増加傾向、安全性を最優先
・多様な主体と連携した食に関する指導

特別な教科 道徳

・(背景)いじめや暴力行為の増加、家庭や地域の教育力の低下、心の貧困
・学校・家庭・地域の連携
・道徳教育を学級経営の根幹に
・道徳的実践力
・数値ではなく、文章による評価(子どものがんばりを褒め、励ます評価の活用)
・考え、議論する道徳
・道徳教育推進教師を中心に教育活動全体を通して、学校全体で
・道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度

キャリア教育

・(背景)社会の構造的な変化、雇用の多様化
・就業体験、社会見学
・計画的・系統的な指導
・課題対応能力
・キャリアプランニング能力
・社会へ参画する力の育成
・社会的・職業的自立
・キャリア発達
・職業教育の充実

防災教育

・(背景)大地震の発生が危惧されている、自然災害から守るため、学校事故
・自分の命は自分で守る力
・防災訓練、避難訓練
・家庭・地域、近隣学校との連携
・学校安全計画の見直し
・危機管理マニュアルの見直し

読書の推進

・(背景)言語能力、読解力の低下、読書離れ
・思考力、・判断力・表現力を高める
・言葉の力を育てる
・心の豊かさを育む、豊かな人間性
・コミュニケーション能力の向上
・(実践)朝の読書、読み聞かせ、学級文庫の充実、学校図書館の利用

理数教育

・(背景)科学の素養をもつことの必要性、国の科学技術の向上が課題
・具体的・体験的な指導
・基礎・基本の定着
・H20指導要領改訂での理数教育の増加
・言語活動との関連(論理的に説明するための言語力)
・必要なデータを収集分析し課題解決を図る統計教育の充実

命の教育

・(背景)暴力的な言葉によるいじめ、暴力行為、自傷行為、自殺の低年齢化
・道徳教育の充実
・全ての教育活動全体を通して
・自分の命も他の生物の命も大切にできる
・外部機関との連携(警察、スクールカウンセラー)
・ひとつの命の重さを思う、ひとつの命に関わる人々を思う
・(実践)聴診器を当てる、生物の飼育、自分の名前の由来

児童の貧困

・(背景)家庭の経済状況や環境により、子ども達の進学機会や学力に差が生じている
・教育格差が貧困の連鎖につながる
・児童の心に寄り添う
・学力、進路が左右されないようにする
・7人に1人が貧困
・学習支援、学力の保障
・保護者との連携
・貧困によるいじめから守る

スポーツ

・体力向上
・体育授業の充実
・生涯を通じてスポーツに親しむ習慣を身につける
・運動部活動の活性化と指導力向上
・学校スポーツの推進
・体力テストの継続実施
・親子元気アップ教室

児童虐待

・減食・ネグレクト、性的虐待、身体的な虐待、心理的虐待
・児童の心に寄り添う
・養護教諭、専門家との連携
・虐待防止
・児童相談所または福祉事務所へ通告

インクルーシブ教育

(背景)障害者基本法の改正
・共生社会
・合理的配慮
・教育的ニーズ
・個別の指導計画、個別の教育支援計画
・特別支援教育コーディネーター
・子ども達の自立と社会参画のために必要な力を育む
・スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー
・計画的・組織的なキャリア教育の推進(障害のある児童に)

LGBT(性的マイノリティ)

・保護者との連携
・秘匿にする
・悩みや不安を受け止める
・いじめや差別から守る
・状況確認(だれが事実を把握しているか)
・性に違和感を持っている
・医療機関との連携
・トイレ、服装、髪型、更衣室、呼称の工夫、体育、水泳、運動部、修学旅行

体罰

・基本的人権を損なう行為
・教育に体罰という指導法はない
・違法行為(学校教育法第11条)
・信用失墜行為
・児童の心身に深刻な悪影響
・指導力の向上
・気分転換
・暴力での解決を助長する
・教師が一人で抱え込まない

学習到達度

・PISAで読解力の低下→NIE教育(新聞)、読書習慣、国語の授業の充実
・TIMSSで勉強が楽しいは増加しているが国際平均を下回る
・体験活動、言語活動の充実
・生活と結びつけた指導

情報教育

(背景)急速に進展する情報化社会、携帯電話の所有率小学校で40%、インターネット上でのいじめの増加
・情報モラル
・情報活用能力
・教科指導におけるICT活用
・情報活用の実践力、情報の科学的な理解、情報社会に参画する態度
・保護者との連携

プログラミング教育

(背景)将来どのような職業に就いても求められる普遍的な力
・プログラミング的思考力、創造性、問題解決能力
・全教育活動
・教師が教えすぎない
・過程を評価
・体験活動、言語活動の充実
・スモールステップ
・友達との協働による課題解決

人権教育

・教育活動全体を通じた人権教育を組織的に展開
・差別の現実から学ぶ
・学校・家庭・地域
・すべての教職員の確かな人権意識と指導力
・人権教育に関する指導体制の充実
・子ども達の人権意識や自尊感情を高める
・教員の指導力の向上
・メディアリテラシー、ユニバーサルデザインのまちづくり、性的マイノリティ

ESD

・持続可能な開発のための教育
・現代社会の問題を自らの問題としてとらえ、身近なところから取り組む
・体系的な思考力
・環境美化・環境保全活動
・学校環境デー
・コミュニケーション能力、リーダーシップの向上
・地球温暖化、ごみの減量化等の環境問題

食育

(背景)家庭の教育力の低下、食に対する理解の低下
・健康で豊かな人間性を育む
・家庭・地域と連携
・教育活動全体で取り組む
・朝食重要性→朝食メニューコンクール
・学校給食の充実
・郷土の食材を活用したり、農業体験活動

環境教育

・環境の保全
・持続可能な社会
・主体的に参加
・問題解決の能力
・環境に対する豊かな感受性
・学校環境デー

政治教育(選挙権、18歳に引き下げ)

(背景)公職選挙法の改正
・主権者としての自覚と責任、政治的教養を育む教育
・各教科、総合的な学習の時間、特別活動において模擬投票、模擬議会、模擬裁判、討論といった体験的な活動を通じて推進

安全教育

・学校、家庭、地域及び関係機関が連携
・登下校時の見守り活動や巡回活動の取り組み、体制整備
・交通安全教育、防犯教育
・危険予測・危険回避能力
・地域安全マップ、交通安全マップの作成
・防犯ブザー
・ロールプレイ方式などを用いた参加・体験型の防犯教室

グローバル教育

・系統性を意識した英語教育
・チャレンジ精神の育成、「志」の育成、課題解決能力の向上
・異文化理解の精神、主体性、積極性、豊かな語学力やコミュニケーション能力
・郷土に対する誇り・愛情等の涵養
・体系的なキャリア教育、郷土教育、道徳教育と連携
・教員の専門性の向上

健康教育

(背景)子どもたちの食事、運動、睡眠等の基本的な生活習慣の確立が難しい
・身体活動の源となる栄養の摂取には歯と口の健康づくり
・一人あたりの平均むし歯数が全国平均より高いこと
・保健指導の推進
・相談体制等の充実
・ライフプラン教育の推進
・学校・家庭・地域等の連携

ネットいじめ

・匿名性、情報の流通性が高い
・誰もが加害者、被害者になり得る
・不特定多数の者から、絶え間なく誹謗・中傷が行われ、被害が短期間で極めて深刻なものとなる

 

教員採用試験の小論文の書き方 まとめ

キーワードを盛り込み

字数を調整して書く

これにつきます。

そして,やはり実際の回答例を見ておく必要はあると思います。

文章の辻褄によって減点も存在するのでは?と考えています。

私はこの本を読み込み,何度も練習をしました。ぜひ参考にしてください。

 

やれることは全てやっておきたいですね。

来年の春,みなさんが教壇で授業ができることを祈っています。

では〜〜〜

 

 

 

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