しろ
小学校の先生としてたくさんの小学生をみてきました。
その数なんと1000人以上。
子どもたちに心温まる絵本との出会いを提供することは、学びの一環としても非常に重要です。
今回は、日々の授業や読み聞かせの時間に役立つ、
特に小学校低学年までのお子さんをおもちの保護者の皆様におすすめしたい絵本を13冊ご紹介します。
これらの絵本は、子どもたちに大切な教訓や思いやりの心を伝え、家庭での読書習慣を育むための素晴らしいものになると思います。
子どもたちが心豊かに成長するための一つとして、ぜひご活用ください。
Contents
- 読書(読み聞かせ)がなぜいいか
- おすすめの絵本
- 1. 『おおきな木』 シェル・シルヴァスタイン作
- 2. 『ぐりとぐら』 中川李枝子作、大村百合子絵
- 3. 『はらぺこあおむし』 エリック・カール作
- 4. 『100万回生きたねこ』 佐野洋子作
- 5. 『うみべのハリー』 ジーン・ジオン作、マーガレット・ブロイ・グレアム絵
- 6. 『スイミー』 レオ・レオニ作
- 7.『あらしのよるに』 きむらゆういち作
- 8. 『かさじぞう』 松谷みよ子作、田畑精一絵
- 9. 『ちいさいおうち』 シルヴィア・ハード作、リチャード・ジョンソン絵
- 10. 『うさこちゃんと』シリーズ ディック・ブルーナ作
- 11. 『ねずみくんのチョッキ』 なかえよしを作、上野紀子絵
- 12. 『しろくまちゃんのほっとけーき』 わかやまけん作
- 13. 『おばけのバーバパパ』 アネット・チゾン、タラスティン・ジョエル作
読書(読み聞かせ)がなぜいいか
小学校低学年やそれ未満の子どもが絵本を読むことや、親や大人に読み聞かせをしてもらうことは、さまざまな面で子どもの成長に大きないいことをもたらします。
子どもの言語発達に役立つ
絵本は子どもの言語発達に役立ちます。絵本を通して新しい言葉や表現を学ぶことで、語彙力が豊かになり、表現力が向上します。また、物語の中で聞く言葉や文章のリズムは、子どもの音感や文法感覚を養うのにも繋がります。
子どもの想像力と創造力を育む
次に、絵本は想像力と創造力を育むための重要なツールです。絵や物語を通じて、子どもは自分の頭の中でイメージを膨らませ、物語の世界に入り込むことができます。このような経験は、後に読解力や問題解決力を高める基礎となります。
感動体験が得られる
さらに、絵本を通じて得られる感情体験も重要です。絵本の中でキャラクターが困難を乗り越えたり、友情や家族の愛情を感じたりする場面を読むことで、子どもは共感する力を学びます。これは、他人とのコミュニケーションや社会性を育む上で大切な力です。
親子の絆を深める
最後に、読み聞かせは親子の絆を深める効果があります。親や大人と一緒に過ごす時間を通じて、子どもは安心感や信頼感を育みます。忙しい子育て世代だからこそ,このような時間を作れるといいのかなと思います
このように、絵本を読むことや読み聞かせをしてもらうことは、子どもの言語能力や想像力、感情の発達を助けるだけでなく、親子関係を強める貴重な時間となるのです。
おすすめの絵本
1. 『おおきな木』 シェル・シルヴァスタイン作
おすすめの理由: この絵本は、シンプルながら深いメッセージを伝えるストーリーで、多くの読者に愛されています。自己犠牲と無償の愛の美しさを描いた内容は、親子や友達との関係を見つめ直すきっかけとなり、心に残る作品です。イラストもシンプルながら温かみがあり、感情豊かな表現が魅力です。
2. 『ぐりとぐら』 中川李枝子作、大村百合子絵
おすすめの理由: 『ぐりとぐら』は、かわいらしいキャラクターと楽しいストーリーが特徴です。友達との協力の楽しさを教える内容で、色とりどりのイラストが子どもたちを引き込みます。ストーリーの中での仲間との絆や、協力して作り上げる楽しさが、親子での読み聞かせにも最適です。
3. 『はらぺこあおむし』 エリック・カール作
おすすめの理由: この絵本は、視覚的に魅力的なイラストと、成長のプロセスを楽しめるストーリーが特徴です。シンプルながらも、カラフルなイラストとリズミカルな文が子どもたちの興味を引き、自然の循環や成長を楽しく学べます。世界中で愛され続ける理由は、ストーリーの楽しさと絵の美しさにあります。
あらすじ: 小さなあおむしが、日曜日から始まり、毎日様々な食べ物を食べながら成長していきます。月曜日にリンゴを一つ食べ、火曜日に二つのナシ、水曜日には三つのプラムなど、食べ物の数が増えていきます。あおむしはどんどん大きくなり、お腹が痛くなるほど食べ過ぎてしまいます。最後には繭に包まれて眠り、やがて美しい蝶に変身して空を飛び回るようになります。自然の中での成長と変化が色とりどりで楽しく描かれています。
4. 『100万回生きたねこ』 佐野洋子作
おすすめの理由: この絵本は、深いテーマと感情豊かなストーリーで多くの読者を引きつけます。命の尊さや本当に大切なものに気づく過程を描き、感動的なメッセージを伝えています。イラストはシンプルながらも、深い感情を引き出す力があります。
あらすじ: 100万回生まれ変わる猫が登場します。猫は毎回異なる生活を送り、多くの家や飼い主と過ごしますが、いつも孤独を感じています。ある日、心から愛する存在である雌猫に出会い、彼女と共に過ごすようになります。その愛によって初めて本当の幸せを感じるようになり、猫は愛と絆の意味を深く理解することができます。猫の変化と成長の過程が心温まる物語として描かれています。
5. 『うみべのハリー』 ジーン・ジオン作、マーガレット・ブロイ・グレアム絵
おすすめの理由: この絵本は、家族とのつながりや安心感を描き、心温まるストーリーが魅力です。イラストは愛らしく、物語のメッセージをより強調しています。家族やペットとの大切な絆を感じさせる内容が、多くの読者に支持されています。
あらすじ: ハリーという名前の犬が海辺で遊んでいます。好奇心旺盛なハリーは、家族がいることを忘れて海に冒険に出かけます。海で様々な生き物と出会い、楽しい時間を過ごす一方で、自分が家族と離れていることを感じ始めます。やがて、ハリーは家族の元に戻り、再会の喜びを分かち合います。家族との絆と安らぎを再確認するハリーの姿が描かれています。
6. 『スイミー』 レオ・レオニ作
おすすめの理由: スイミーは、団結の力と協力の大切さを学べる優れた絵本です。カラフルなイラストとシンプルなストーリーが、子どもたちの心を捉えます。スイミーの冒険を通じて、勇気を持って困難に立ち向かう姿が、多くの読者に感動を与えています。
あらすじ: 小さな黒い魚スイミーは、兄弟たちと一緒に暮らしていましたが、ある日、大きな魚に兄弟たちを食べられてしまいます。スイミーは孤独になりますが、新しい仲間たちと出会い、一緒に生活を始めます。彼らはスイミーの知恵とリーダーシップを信じて、大きな魚から逃れるために協力します。最後には、大きな魚に立ち向かい、成功を収める姿が描かれています。
7.『あらしのよるに』 きむらゆういち作
おすすめの理由: 『あらしのよるに』は、友情や勇気の大切さを描いた感動的な物語です。イラストとストーリーが絶妙に組み合わさっており、多くの家庭で愛されています。
あらすじ: 嵐の夜に、狼と山羊が一緒に避難することになり、初めは敵対していたが、次第に友情を育んでいきます。共に困難を乗り越えながら、深い絆を結ぶ様子が描かれています。
8. 『かさじぞう』 松谷みよ子作、田畑精一絵
おすすめの理由: 『かさじぞう』は、日本の昔話を基にした温かい物語で、譲り合いや優しさの大切さを教えます。イラストは繊細で、物語の感情を豊かに表現しています。伝統的な教訓が現代の子どもたちにも響く内容です。
あらすじ: 寒い冬の日、貧しいじぞうが雪の中でかさを作り、道端の石たちにかさをかけてあげます。お礼を言う石たちは、じぞうにお礼をしようと様々な方法を考えますが、じぞうはそのお礼を受け取らず、優しさをもって過ごします。最後には、じぞうが困っているときに、今度は石たちがじぞうに助けの手を差し伸べます。互いに思いやりを持って助け合うことの大切さが描かれています。
9. 『ちいさいおうち』 シルヴィア・ハード作、リチャード・ジョンソン絵
おすすめの理由: この絵本は、家族や自分の居場所の大切さを描いています。美しいイラストと心温まるストーリーが、多くの読者に感動を与えています。家庭の大切さや生活の中での感謝の気持ちを自然に学ぶことができます。
あらすじ: ちいさいおうちは、広い庭と美しい自然に囲まれて幸せに暮らしていました。しかし、都市が発展し、周りがどんどん高層ビルで囲まれていきます。おうちはその変化に戸惑いながらも、自分が大切にされることを願います。やがて、昔のように自然に囲まれた場所でまた幸せに暮らすことができるようになり、自分の居場所の大切さを感じることができます。
10. 『うさこちゃんと』シリーズ ディック・ブルーナ作
おすすめの理由: 『うさこちゃんと』シリーズは、シンプルで親しみやすいストーリーと可愛らしいイラストが特徴です。友達との関係を描いたこの絵本は、子どもたちに友情の大切さを楽しく学ばせることができます。短いながらも心温まる内容が、多くの家庭で愛されています。
あらすじ: うさこちゃんは、たくさんの動物たちと楽しく遊ぶ日常を過ごしています。うさこちゃんは、友達との遊びや冒険を通じて、仲間たちとの絆を深めていきます。動物たちと協力して様々な活動を行い、日々の楽しみを見つける様子が描かれています。シンプルながらも心温まる友情の物語です。
11. 『ねずみくんのチョッキ』 なかえよしを作、上野紀子絵
おすすめの理由: 『ねずみくんのチョッキ』は、親しみやすいキャラクターと心温まるストーリーが魅力です。譲り合いや思いやりの精神が描かれ、イラストの可愛さも相まって、多くの読者に愛され続けています。シンプルながら深いメッセージが心に残ります。
あらすじ: ねずみくんは、新しいチョッキを着るのを楽しみにしています。しかし、動物たちはそれぞれ異なるサイズのチョッキを必要としているため、ねずみくんのチョッキはぴったり合いません。それでもねずみくんは、自分のチョッキを譲り合いながら、友達と楽しく過ごします。譲り合いと友情の大切さが描かれています。
12. 『しろくまちゃんのほっとけーき』 わかやまけん作
おすすめの理由: この絵本は、親子で楽しめる内容とシンプルでわかりやすいストーリーが特徴です。家庭での共同作業や親子の絆を描いた内容が、親子での読み聞かせに最適です。イラストも温かみがあり、家族の大切さを感じさせます。
あらすじ: しろくまちゃんとパパは、一緒にほっとけーきを作ることに決めます。しろくまちゃんは材料を集め、パパと協力して混ぜ合わせ、焼きます。焼き上がったほっとけーきはとても美味しく、二人は幸せなひとときを楽しみます。協力して作り上げたことが、親子の絆を深める様子が描かれています。
13. 『おばけのバーバパパ』 アネット・チゾン、タラスティン・ジョエル作
おすすめの理由: 『おばけのバーバパパ』は、ユニークなキャラクターと想像力豊かなストーリーが特徴です。バーバパパの変わり種の能力とカラフルなイラストが、子どもたちの創造力を引き出します。楽しく学べる内容が多くのファンを魅了しています。
あらすじ: バーバパパは、様々な形に変わることができる不思議なおばけです。彼は、家族や友達と楽しく過ごす中で、様々な問題に直面します。しかし、彼の変わる能力を使って問題を解決し、冒険を楽しみます。バーバパパの変身と冒険が、読者に楽しさと創造力を提供します。
どの絵本も、親子での読み聞かせや、子どもたちが自分で読むのにぴったりの一冊です。各リンクから購入することで、素敵な絵本が手に入ります。ぜひ、お子さんと一緒に楽しんでください!